横浜の整体 横浜天王町カイロプラクティック
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ストレッチで腰痛が悪化!!

腰痛の患者さんから「どんなストレッチをしたら良いですか?」という質問を必ず受けます。どうも患者さんは腰痛肩こりと言うとストレッチという「ストレッ チ信仰」によって完全に洗脳されているようです。

確かにストレッチは物理的に硬い筋肉を伸すことと、硬くて曲がらなかったからだが曲がるようになるので、効果を実感しやすい運動です。しかし、ストレッチによって身体がやわらかくなるのは、硬くなった筋肉が緩むからではなく、もともと柔らかい筋肉が更に伸ばされる事による錯覚です。それを硬い筋肉が伸びたと勘違いして、熱心にストレッチをやった結果、腰を痛める方が多く来院されます。

また、ストレッチはアスリートのコンディショニングのために考案されものです。だからウォーキングすら嫌がる人が鍛え抜かれたアスリートと同じ基準で同じようにストレッチすれば、確実に壊れます。

このようにストレッチでは筋肉が緩むことはなく、また腰痛の予防にも対処法にもなりません。ではなぜストレッチで腰痛が悪化するのか?その原因とメ カニズムを詳しく説明致します。

ストレッチによって腰痛が悪化する原因。

張っている筋肉をストレッチ(伸ばす)ことで張りが緩んで柔らかくなる気がしますが、闇雲に伸ばせば筋肉が緩むわけではありません。同じ筋肉の張りにも、「伸ばせば緩む筋肉の張り」と、逆に「伸ばすと余計に硬くなる張り」があります。

ここでは、どうしてストレッチで腰痛が悪化するのか?その原因とメカニズムを個々で詳しく説明致します。

ストレッチで筋肉は緩まない。

ストレッチで硬くなった筋肉は伸びません。例えば腰痛の人が腰の筋肉を伸ばすためにストレッチをした場合、ストレッチによって伸ばされている筋肉は、硬くなった腰の筋肉ではなくその周囲の筋肉、つまり全く関係ない筋肉です。

腰痛予防のストレッチ(予防というよりは腰痛発症というべきか・・・)で患者さんに人気があるストレッチは開脚前屈や前屈です。このストレッチで伸 ばされるのは、腰の筋肉ではありません。背筋とお尻から股関節にかけてつく臀筋が前屈することでより伸ばされます。丁度、腰の筋肉を中心に筋肉が上と下に向かって引っ張られる格好になります。

この時に筋肉へ加わる張力は、背筋と臀筋に加わり、腰の筋肉には殆ど加わりません。なので、ストレッチで肝心な筋肉は殆ど伸びことはなく、せいぜい筋肉を包む筋膜が伸ばされる程度の効果しかありません。

このようなストレッチを続けると、柔らかい筋肉が無理やり伸ばされて、背筋や臀筋周囲の関節や靭帯を痛めます。特に脊椎の胸腰移行部や骨盤の仙腸関節がストレッチのせいで緩くなり、関節が不安定になります。

関節が不安定になると筋肉が緊張して関節を安定させようとするので、腰の周り全体が硬くなり、今まで出来た前屈が急に出来なくなります。

ストレッチで腰痛を悪化させるタイプの患者さんはとても熱心な方が多いので、身体が急に硬くなり、今まで出来たことが出来なくなったことに対して罪悪感を感じて、いっそう念入りにストレッチを行い柔らかくしようと頑張ります。そして関節をセッセと痛めつけてますます緩くなり、限界に達した時にギックリ腰になります。

このようにストレッチで硬くなった腰の筋肉を緩めることは出来ません。ストレッチをどうしてもやりたいのであれば、トレーナーやコーチなどの専門家 をつけることをお勧めします。素人が専門家の介助もなしにやれば怪我のもと、被害を拡大させ、腰痛を悪化させるのがオチです。

「筋肉の張り」の違い。

筋肉の張りを伸ばして緩めることがストレッチの目的です。

しかし、筋肉の張りと言ってもアスリートのように激しい運動の結果に生じる「筋肉の張り」と、運動ではなく「事務仕事」や「立ち仕事」のような姿勢を維持するために生じる「筋肉の張り」は、全く別物です。

運動の結果生じる「筋肉の張り」は、自発的な運動によって収縮したものなので、伸ばすことで緩める事が出来ます。ストレッチが有効なのはこのような「筋肉の張り」です。

一方、運動ではなく姿勢維持の結果に生じた「筋肉の張り」は、身体が傾いてた時などに筋肉が受動的に伸ばされ、反射的に収縮することで生じます。このような受動的に伸ばされた結果生じた「筋肉の張り」は、ストレッチをすることで筋肉がより収縮し硬くなります。

特に腰痛患者の殆どは、酷い猫背のような不良姿勢によって、腰の筋肉が慢性的に伸ばされて生じた「筋肉の張り」です。それをストレッチすれば、更に筋肉が伸ばされて張りが強くなり腰痛を悪化させます。

TVや雑誌で紹介されるスポーツ選手が教えるストレッチ法は、スポーツ選手のためのストレッチ、つまり伸ばすことで緩む「筋肉の張り」に有効なストレッチです。座り仕事や立ち仕事で腰痛になる人の「筋肉の張り」とは全く別物なので、ストレッチによって腰痛を悪化させます。また、たとえ一般人向けに強さを加減しても、そもそもストレッチをやること自体に意味がなく害になるだけなのでやめましょう。

腰痛の対処と予防。

ギックリ腰は関節のズレや骨盤の歪みだけでなく、靭帯の捻挫や筋肉の挫傷を伴う外傷ですので、治るのに時間がかかります。このようなときは、ストレッチや体操、温浴、その他マッサージなど余計なことは一切せずに、緩んだ関節の調整を受けるとともに、氷水によるアイシングとひたすら安静が一番の治療法です。

そして歩けるようになったらなるべく大股で歩くことで。これが緩んだ骨盤の関節を安定させる最も効果のある運動です。


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