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膝関節痛について
変形性膝関節症
ここでは、骨腫瘍、シャルコー関節(神経病性関節症)などの、特殊な疾患を除いた、日常的によく見受けられる膝の痛みについて、カイロプラク ティックの 観点から、解説するとともに、膝が高血圧症やうつ病にも関係することに触れてみます。変形性膝関節症とは、長年の膝への負担が原因で膝関節のクッションである軟骨(半月板)がすり減った状態を言います。図1
![](img/hizatuu/hizanaisoku.png)
図1※
※医歯薬出版株式会社 出版「筋骨格系のキネシオロジー」より抜粋。
膝の病気というよりは、膝の状態と言えます。
長年の負担が原因でなる者なので50歳以降の方が多く、性別では女性が多い傾向があります。
変形性膝関節の発症リスクは下記のが上げられます。
- 肥満
- 下肢の筋力低下
- 過去にスポーツ外傷で膝を痛めている。
- 捻挫を繰り返す。
- 立ち仕事。
症状:
発症初期は痛みがすぐに治まったり、関節の動かしずらさや関節が引っかかると言った違和感を感じるようになり、やがて軟骨に炎症が起きると痛みや腫れ発熱を発症します。
中期になると膝に水が溜まったり関節がこわばって正座が出来くなります。
末期になると完全に膝が変形します。図2参照
![](img/hizatuu/hizahenkei.png)
図2※
※医学書院 出版「標準整形外科学 第5版」より抜粋。
膝関節障害との関連疾患
高血圧症
膝関節の障害をもつ方には、高率で高血圧が生じることを、臨床的に観察しています。膝関節に問題が生じると、左右方向へのバランスが極端に悪 くなり、左右のどちらかに偏ってゆれながらの小股歩きになります。その結果として、左右の脳への神経刺激(固有受容感覚という、圧力や筋緊張を感知しているセンサーからの信号が、脳へ伝えられています)に左右差が生 じ、自律神経のバランスがくずれ、静脈血を心臓に還流させる筋ポンプ(前後のゆれがある時に有効に働くと私は推測しています)が、働きにくくなることで高 血圧が発症しやすくなるのではと考えています(これは、私の考えで、学問的に検証されているわけではないことを付け加えておきます)。
高血圧症の原因がすべて膝にあるなどと考えているわけでは毛頭ありませんが、高血圧症でかつ膝の悪い方は、そういう傾向があるということで す。
うつ病
膝関節の障害とうつ病にも因果関係があるのではと、臨床上の観察で感じています。これも、上記の高血圧症発症の機序で説明した、自律神経のアンバランスが関係しているのではと思われます。
どちらかというと、右膝を悪くした場合に、その傾向が強くでます。
これは、胸椎部が右凸を強めると、心理的障害が起きる傾向があるのとも関係しているよ うです。
不整脈
これも、自律神経のアンバランスが関与しているのでしょうが、うつ病とは違い、胸椎の上の方が左凸になると起きやすく なります。右膝を悪くして、その後 左膝も悪くしたりすると、上部胸椎の左凸が強調されたりします。