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赤ちゃんの「むき癖」。

赤ちゃんがお腹の中いるとき(胎内)や出産時に赤ちゃんの頭や頚に「圧迫」や「引っ張り」「捻る力」などの強いストレスが加わると、頚の骨が歪んだり、頭 が変形することがあります。このような胎内と出産時に加わったストレスによって生じた歪みや変形が原因で、向き癖は生じます。

頚の歪みや頭の変形は向き癖だけでなく、顔や顎の歪みのような身体的な問題の他、ハイハイ、立ち歩きなどの運動の問題、さらに学習障害などに も発展する可能性があるので、注意が必要です。

向き癖の原因

向き癖は、赤ちゃんがお腹の中いるとき(胎内)出産時に、 赤ちゃんの頚や頭に圧迫や引っ張り捻る力などの強いストレスが加わ り、そのせいで頚の骨 の歪んだり頭が変形することで発症します。胎内では切迫早産や母体の状況や赤ちゃんの姿勢によって、出産時では取り出す時に赤ちゃんの頚や頭が圧迫や牽 引、捻る力が赤ちゃんの頚や頭に加わることで頚の歪みや頭の変形が生じます。この時に生じた歪みや変形が向き癖の原因となります。

胎内で生じる向き癖の原因

出産が近くなると赤ちゃんは下へ降りて来て、頭が骨盤の入り口(骨盤上口)に入り込みます。しかし、迫早産や子宮下垂などによって、予定よりも早く 赤ちゃんが下がって し ま うと、お母さんの骨盤が広がる前に赤ちゃんの頭が骨盤の入り口※図1(骨盤上口)に 入り込 んで、赤ちゃ んが無理な体勢になり、頭や頚が骨盤や恥骨で圧迫されます。(※図2)すぐに取り出さ れれば問題ないのですが、長く留まっていると圧迫される期間も長くなり、結果的に強い頚の歪みや頭の変形が生じます。

骨盤の入り口

図1骨盤の入り口:骨盤上口※南江堂「ネッター解剖学アトラス」より抜粋。
お腹の中の赤ちゃん
お腹の中の赤ちゃんの姿勢
図2お腹の中の赤ちゃんの姿勢
※エンタプライズ出版部「クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」より抜粋。

その他に、へその緒が赤ちゃんに絡み付いたせいで赤ちゃんの身動きが取れなくなり、恥骨や骨盤などに頭や頚が圧迫され、頚の歪みや頭の変形が生じる場合もあります。

出産時に生じる向き癖の原因。

鉗子や吸引分娩のような器具を用いた出産は、時に赤ちゃんの首や頭に強い「引っ張る力」と「ねじる」力が加わわります。このような力が赤ちゃんの首に加わることで、首の一番上の骨と二番目の骨の間で歪みが生じ、頚の根元が傾きます。そして、左の向く癖を例にすると以下のような歪みや変形が連鎖的に発症します。

  • 左への向き癖がある赤ちゃんは顔が右に傾く。
  • 顎が右による。
  • 頭の変形。癖と同側の後頭部が扁平になる。
  • 向き癖のある側(左側)の手足を伸ばし、反対側(右)の手足を曲げる傾向がある。
  • 首を触られると嫌がり泣き叫ぶ。

向き癖から生じる問題。

向き癖は単に頚だけの問題では済みません。なぜなら頚には姿勢やバランス感覚の他、眼球運動に関連した多くの反射が多く存在しています。そのために、頚に問題があると姿勢やバランス感覚や眼の動きに影響し、その後のハイハイや歩行などにも影響し、発達の上で様々な問題を引き起こす可能性があります。

向き癖でよく見られる問題は以下のような内容です。

  • 頭の変形。
  • おっぱいのトラブル。
  • 姿勢の歪み。
  • 眼球運動の障害。

向き癖による「頭の変形」

赤ちゃんの頭はとても柔らかいので、生まれた時に少々頭が変形していても頭をゴロゴロ動かして寝ることで次第に極端な凹みや変形は改善されます。しかし、向 き癖があると一方向を下にして寝る傾向があり、そのときに向いている側の後頭部が圧迫されて凹み、反対側が出っ張ります。

向き癖による「おっぱいのトラブル」

向き癖のような頚の問題は顎の開け閉めに影響を与えます。頚の骨は舌を動かす骨である舌骨や顎関節や舌の土台となるので、頚が歪みが顎の関節や舌骨 の歪みを作り、口の開閉の際に左右差を生じさせるます。顎の動きに左右差が生じると、赤ちゃんがおっぱいを吸う時に顎を動かす力が弱くなる傾向がありま す。その結果、おっぱいを飲む量が減ってしまいます。

向き癖による「姿勢の歪み。」

頭の位置(頭位)は頚によって決まります。そして頭位によって姿勢は決まります。つまり向き癖のような頚の問題によって頭位が歪み、結果的に姿勢も歪みます。

首には首の筋肉の緊張や頭の向きに応じて姿勢やバランスを取ろうとする原始的な反射が数多くあります。このような反射は、頭や頚の状態に応じて姿勢を安定させようとします。しかし頚の歪みによって頚の筋肉の緊張や関節の歪みがある場合は、歪んだ頭位に応じて姿勢を安定させようとするので、姿勢が悪くなったりバランス感覚が悪くなります。

姿勢の歪みは運動能力全般に悪い影響を与えます。例えばハイハイに極端な左右差が生じたり、姿勢がどちらかに偏ったり、バランスが悪くてすぐに転んでしまうなど、運動が複雑になるに従って姿勢の歪みによる弊害は大きくなります。

このように、向き癖のような頚の問題は姿勢を歪ませ、更に赤ちゃんの運動能力の発達にも影響するので、早い段階ケアすることをお勧めします。

向き癖による「眼球運動の障害」

頚には姿勢だけではなく、頚や頭の動きに応じて眼球の位置をコントロールする反射もあります。頭を動かしながらお母さんや気になるものを見つめるには、頭や頚の動きに応じて眼球が正しい位置になければ出来ません。この反射は、頚の筋肉や関節から入力される頭の位置に関する信号と、動いている対象に関する眼からの情報を脳で処理して、眼球運動と眼球の位置をコントロールします。この反射のお陰で頭と眼球の動きを協調さるて動いている対称をしっかり眼で捉えることが出来ます。

しかし、向き癖のような頚の問題があると、関節の歪みや過剰に緊張した筋肉からの誤った情報をもとに眼球運動が行われるので、眼で上手に対象を追うことが出来なくなります。

このような眼球運動の障害を抱えている子供は、眼で字を追ったり、ボールのような動いているものを眼で追うことが困難なので、意識を集中しなければなりません。そのせいで疲れやすくなったり、癇癪を起こしたり、すぐに飽きてしまったりします。

眼球運動の問題が生じたお子さんで特に多いのが、字を眼で負うことが困難なためにで文章を読むことが出来ない子供です。こういう子は知能に問題がないにも関 わらず学習障害児扱いされたり、飽きっぽく落ち着きがないので多動症扱いされています。

また、勉強はできるが酷い肩コリや頭痛に悩まされる子供も、よくよく調べてみると赤ちゃんの時に向き癖があり、頚の骨が強く歪んでいる場合が多々あります。

向き癖へのアプローチ

当院では赤ちゃんの整体:小児カイロプラクティックを専門に行っております。赤ちゃんの頚の骨はまだ完全に骨化していないので、とてもデリケートです。なので大人と同じ要領でボキボキ施術をすることは出来ません。相当数の臨床経験と専門の教育を受けた治療院でなければ非常に危険です。

当院の赤ちゃんの施術は20年以上の臨床実績があり、小児カイロプラクティックの専門教育を受けた院長が担当致します。

どうぞ安心してお任せ下さい。院長プロフィール。

赤ちゃんの場合

向き癖のある赤ちゃんは圧迫や牽引・引っぱり・捻りの力が頚に加わるので、首の一番上の骨が横へズレ、そして、2番目の骨と3番目の骨の間と首の付け根で傾きが生じます。特に頚の一番上の骨と二番目の骨の問題は、姿勢や眼球運動に影響する部位ですのでこの骨を調整します。

頚だけの問題であれば数回の施術で解消されます。頭の変形などを伴っていると、どうしても凹んだ側へ頚が向いてしまうので、少々時間がかかります。それでも、頚の歪みが解消され頚が自由に動くようになると、寝ている時に頭をゴロゴロ動かしていることで頭の変形も解消されます。(ただし頭の変形は時間がかかります)

幼児の場合

幼児の場合では潜在的に向き癖による頚の歪みが存在しますが、向き癖などの症状ではなく、歩くとすぐに転んでしまったり、姿勢が悪かったり、簡単な運動が出来なかったり、目玉が上手く動かせない、文章を読むことが出来ないなど、このように複雑な形で現れるので、赤ちゃんのように頚の歪みを調整するだけではよくなりません。幼児の場合は、関節の調整を行うとともに運動機能を高めるためのリハビリを同時に行います。

赤ちゃん整体:小児カイロプラクティック

早い段階で頚の歪みや頭の変形に対処することで、その後に起こりうる問題を防ぐことが出来ます。特に発達障害などの症状が出ている子供は9歳を過ぎると「勉強ができない子」、「ダメな子」という自己のイメージが刷り込まれてしまうせいか、改善までに時間がかかるので、早めの対応が必要です。

また、向き癖など特別な症状がない場合も検診のつもりで受診することをお勧めします。本来カイロプラクティックは医療のように問題を解決するための「病気の治療」ではなく、本来持っている自然治癒力を十全に引き出し「健康」にすることを施術の目的としております。なので、特に問題がなくてもカイロプラクティックの施術を受けることで、赤ちゃんが本来持っている能力を引き出し、健やかな成長に貢献できると信じています。

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