横浜の整体 横浜天王町カイロプラクティック
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頚部(くび)の歪みと発達障害の関係。

まだ頚も座らない赤ちゃんがバーストラウマによって頚に歪みが生じると、大人と違いかなり深刻な問題に発展する場合があります。

大人の場合、頚に歪みが生じたところで頭痛や肩こり程度で済みますが、これから成長する赤ちゃんは歪んだ状態で成長することになるため、大人とは比べものにならないほど深刻な問題へと発展する可能性があります。

頚の歪みは向き癖から、ハイハイの左右差や、転びやすく不安定な歩行、姿勢が維持できないなどの運動障害へ発展し、さらに、落ち着きがない、集中力がない、文章が読めないなどの情緒や知的発達に発展する場合もあります。

寝返りやハイハイ、指差しや探索、歩行など、自分の意思で体を動かす運動を「随意運動」と言います。随意運動は、自分の意思とは無関係に発生する「反射運動」を抑制しコントロールすることで習得されますが、この反射運動を抑制するために必要な最初のフェーズが頚の安定、すなわち「頚が座る」ことです。

つまり頚が座ることで初めて赤ちゃんは自分の意思で体を動かせるようになります。

頚(くび)の安定が運動の発達を促す。

生後間もない赤ちゃんは反射運動が優位ですが、頚が安定しだすと(頚が座りだすと)姿勢も安定しやすくなり、随意運動が急速に発達します。

実際に生後間もない赤ちゃんの頭を支えると、原始的な反射が抑制されて、本来であればまだ未熟で上手く出来ない動作が(視線を人や物に注意を向けたり、興味野ある物に手を伸ばして掴もうとする動作など)が上手に行えるようになります。

赤ちゃんは、頭部や姿勢が不安定なため、頭の傾きやブレが大きくその度に姿勢や傾きを補正して体勢を立て直そうとする反射運動が生じます。

平衡感覚を司る三半規管が頭や姿勢の傾きを検知すると、傾きの情報を反射運動の中枢である前庭神経核へ送り、体勢を立て直すためにプログラムされた運動指令が即座に前庭神経核から該当する手足や頚や眼球の筋肉へ送られ、体勢を立て直す運動が実行されます。

このような反射運動によって、体勢を立て直すために手足を自動的に動かして体が支えられ、頭が動いても視界が保てるように、頭が動く方向と逆に眼球を動かして視界のブレや傾きが補正されます。

反射運動を抑制する頚(くび)の座り。

頚が座っていない赤ちゃんは、頭や姿勢が傾くたびにこの反射運動が出現しするので姿勢や眼球の位置が定まらず、随意運動を実行することが困難です。

そこで赤ちゃんの頚を支え安定させると、頭や姿勢の傾きやブレが減り、それを検知する三半規管の活動が減り、同時に反射運動の発生頻度も大幅に減ります。

また、頚が安定することで反射運動の中枢である前庭神経核が小脳を介して抑制されます。小脳は反射運動の中枢である前庭神経核を抑制性に支配し、随意運動が円滑かつ正確になるように反射運動をコントロールしています。

小脳の前庭神経核に対する抑制効果は、頚の筋肉や関節の状態に応じてコントロールされています。そのため頚や姿勢が安定している場合は反射の中枢を抑制し、随意運動はスムーズになります。一方、頚に歪みがあると抑制が弱まり反射運動が優位になり、随意運動は粗雑でギクシャクしたものになります。

つまり、随意運動の質は頚の状態に左右されているわけです。頚が安定していれば反射は抑制されて随意運動がスムーズになり、頚が不安定だと随意運動は粗雑で劣悪になります。

バーストラウマによる頚(くび)の歪から発達障害へ。

バーストラウマによって頚に歪みが生じると、頚は不安定になります。そして、頭が安定しないために三半規管の活動が増え、さらに前庭神経核を抑制する小脳の働きも低下するため、反射運動を上手くコントロールできなくなります。

結果的に反射運動が抑制できずに姿勢や眼球運動をコントロールすることが困難になります。

姿勢が維持できないと当然、姿勢は悪くなりますし、運動も上手にできませんし、学校で長時間椅子に座って勉強に集中することも出来ません。

また、眼球のコントロールも上手くできないと、ボールや人など動いているものを目で追うことが上手にできませんし、文字列に沿って目をスムーズに動かすことが上手くできないので、文章を読むことが困難になります。

知能の問題を疑う前に体の問題を解決しよう。

バーストラウマの結果生じた発達障害は、身体を上手くコントロール出来ないせいで、知的活動まで手が回らない状態になっているだけですので、脳に異常があるわけではなく、また筋肉の発達が特別悪いわけでもなく、IQが低いわけでもありません。この場合、バーストラウマによる頚の歪みを早い段階で解消させることで身体のコントロールが容易になり、驚くほど改善することが多々有ります。

子供の順応力は大変優れております。歪みがとれると子供は正常な体に即座に順応し、能力が飛躍的に向上するのをこれまで多く見てまいりました。

このような頚の歪みは医学的検査でもレントゲンでも見つけることができません。お子様に何らかの問題があるとお思いの方でも、また特に問題がない方でも、一度、小児検診のつもりで小児カイロプラクティックを専門的に扱っているカイロプラクターの施術を受けることをお勧めします。

バーストラウマと発達障害の関係発達障害の原因発達障害のメカニズム

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