横浜の整体 横浜天王町カイロプラクティック
JR横浜駅より相鉄線各駅停車で3駅。相鉄線天王町駅より徒歩四分。土日も営業。
Tel:045-331-0039

「四十肩・五十肩について」原因と対処法の説明。

 肩関周囲に炎症が起きる「肩関節周囲炎」は主に40代以降から発症する事が多いため別名 「四十 肩・五十肩」と呼ばれています。症状は、始めに鋭い痛みで始まる急性期を経て、肩の動きが制限される慢性期に移行します。日常生活で不自由しない程度の可 動域に戻るには、個人 差はあるものの概ね半年から1年と言われています。

四十肩・五十肩について。

四十肩・五十肩

 肩関節周囲の組織は、筋肉や腱の他に関節をスムーズに動かすための潤滑油が入っ た「滑 液包」や多くの筋肉の腱で構成された「腱板」など、とても複雑な構造をしています。肩関節は、大きな可動域が求められる分だけ、安定性に欠ける構造となっ ています。そのため、肩関節周囲の組織に負荷や加齢・使い過ぎ等が重なると、肩関節周囲の組織は変性し炎症 が生じて痛みを発します。このような病態の事を「肩関節周囲炎」と言い、これが所謂「四十肩・五十肩」です。

 四十肩・五十肩と肩コリは同じ肩の痛みですが、内容は全く違います。普通の肩コリは筋肉の疲労や血流障害で筋肉が張ったり強張ったりしますが、炎 症はありません。 しか し、四十肩や五十肩は肩関節周囲の筋肉や腱、関節包や滑液包などが変性し炎症が生じます。この組織に炎症が有るか無いかが肩コリと五十肩の違いと言えま す。

四十肩・五十肩の症状

 五十肩の症状は急性期と慢性期に分けられ、それぞれ症状も異なります。肩に激痛が走り、肩が挙らなくなるのが急性期で、肩が挙らない状態が永く続 く 状態事を慢 性期と言います。

 急性期の特徴は突然激しい痛みに襲われ、全く肩を上げる事も出来なければ、痛くて眠る事も出来ない状態が数日か ら数週間 続きます。

 急性期を過ぎると痛みは幾分楽になりますが、肩を動かせる範囲が非常に狭くなる慢性期へ移行します。特に腕を上へ挙げる、腕を捻ると言った 動作が極端に 制限されます。具体的な動作で説明すると、髪を結ったり解かしたりする動作や、服の脱ぎ着、帯やエプロンを後ろ手で縛る動作が極端に制限されます。このよ うな状 態で何ら処置をせず自然治癒に任せていても、概ね半年から1年で日常生活に支障がない程度まで回復します。

四十肩・五十肩に見られる生活習慣と姿勢。

 五十肩の原因は不明とされています。しかし、永年患者さんを観察していると共通した日常生活上の「癖」と「姿勢」がみられます。その癖とは、片方 の肩に鞄を かけた り、リュックを掛けたりする「片掛け」と片方の手でバッグや買い物かごを持つ「片手持ち」。姿勢は猫背です。「片掛け・片手持ち・猫背」は肩を上から圧迫 または腕を直接牽引するために肩が肩が下がります。肩が下がる事で肩関節が緩んで不安定になります。肩関節が不安定な状態で腕を動かすと肩関節周囲の組織 に負荷が係ります。また、骨と関節がぶつかり関節の表面が荒れて引っかかりやすくなり、肩を挙げ辛くなったり、挙げる時にゴリゴリ音がするようにな ります。

肩関節が緩み不安定になってい人の特徴。
  1. 腕を回すとゴリゴリ音がする。
  2. 肩が上げづらい。
  3. 前に四十肩をやっている。
  4. 猫背となで肩。
  5. 鞄をいつも同じ側の肩に鞄をかけたり、 同じ側の手でバッグを持っている。
上記のような人は要注意です。肩関節が緩んで関節の表面が凸凹になっているかもしれません。


40肩・50肩