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症状について:生理痛
生理痛の改善は日常的です。カイロプラクティック治療で生理痛が軽減する人、解消する人は少なくありません、というより日常的な現象です。
厳密に科学的な説明はできませんが、生理痛改善のメカニズムを推測してみますと、
骨盤のねじれ
骨盤の捩れは、子宮などの骨盤内臓にもねじれを発生させ、これが月経にともなう子宮粘膜に対する刺激を増強させると考えます。骨盤のねじれを改善させるこ で、粘膜刺激が軽くなり下腹部痛が改善されるわけです。
ホルモンの影響
生理前には卵巣からリラキシンという女性ホルモンの一種が分泌されますが、このホルモンには骨盤を安定させている靱帯をゆるめる働きがあります。そのため、普段から骨盤にゆるみがある人の場合、ゆるみが増強されて関節(仙腸関節や恥骨結合などの)に離開が生じ、防御反応としての筋緊張も強くなって、骨盤周囲に痛みが発生すると考えます。
ですから、普段のゆるみを軽減させておくことで生理時(生理前)の腰痛・臀部痛が改善されるわけです。
生理不順・不妊症とカイロプラクティック
生理不順はもちろん不妊で悩んでいる方も、ぜひカイロプラクティック治療もその選択肢の一つに加えていただきたいと思ってます。
カイロプラクティックは薬を使わずに治療するため副作用の心配がないので、たとえ残念ながら狙った効果が得られなかったとしても、少なくとも健康増進には役立つからです。
女性ホルモンと生理の関係について
生理不順は、性周期(月経周期)がある一定範囲(健康女性の90%が23日〜35日)になかったり、周期の変動が大きいことをいいますが、この性周期をコントロールしているのがホルモンです。ですから性周期に関係するホルモン分泌のタイミングとその量が正常ではないと生理不順は起こりうるわけです。
女性ホルモンにはどんなものがあって、どこから分泌されるのでしょうか?
視床下部から分泌されるホルモン(性腺刺激ホルモン放出ホルモン:ゴナドリベリン)が、下垂体前葉ホルモン(性腺刺激ホルモン:ゴナドトロピン)の分泌を促し、そのホルモンが卵巣に作用することで卵胞ホルモン(エストロゲン)や黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌させます。
なお、女性の美容や健康に影響を与えることで知られる女性ホルモンの代表がこのエストロゲンです。
女性ホルモンについてもう少し詳しい説明
- 性腺刺激ホルモン放出ホルモン(ゴナドリベリン:Gn-RH)は視床下部から排卵前は1.5時間周期、その後は3〜4時間周期で分泌されま す。
- 性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)には、卵胞刺激ホルモン(ホリトロピン:FSH)と黄体化ホルモン(ルトロピン:LH)の2種 類があり下 垂体前葉から分泌されます。
- 黄体ホルモン(プロゲステロン)は黄体化ホルモンの刺激によりを卵巣(黄体)から分泌されます。
- 卵胞ホルモン(エストロゲン)は卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンの共同作用により卵巣(卵胞)から分泌されます。
ゆがみを直すと、女性ホルモンの分泌が改善する
これもいまのところ仮説ですが、カイロプラクティックには、頭蓋骨がリズミカルに収縮−膨張するという考え方があって(この考え方の源流はオステオパシーというアメリカ発祥の手技療法にあります)、このリズム運動が正常な時にはじめて、ホルモンも正常に分泌されると信じられています。
多少乱暴に表現すると、頭の骨がポンプ運動することで、視床下部(脳の中心付近にあります)や下垂体(視床下部の下にぶらさがっています)に圧縮−弛緩のくり返しが加わりホルモンが分泌されると考えているわけです。
この頭のポンプ運動は、頭の骨そのものの柔軟性とともに骨盤の柔軟性、背骨の柔軟性があって始めて理想的なポンプ運動が生じます。ですから姿勢のゆがみが改善し、歩くと背骨がしなるような柔軟性を獲得すると生理も正常になるというわけです。
骨盤のゆがみと生理不順・不妊症の関係
先に述べたように骨盤の柔軟性の減少は頭蓋ポンプの働きを低下させますが、実は、生理不順を起こさせる骨盤の状態には一定の傾向があります。つまり骨盤が異常になれば常に生理に問題を起こすというわけではありません。具体的な状態についてのくわしい説明は、本サイトの目的から逸脱しますので、ここでは一般の方々にわかるように簡単に説明します。
- 若い人で骨盤が極端にしまって硬くなっている人、特に右側が硬くなっている人は、生理が起きにくかったり、無排卵になったりする傾 向がありま す。
- 中年以降の人で骨盤が硬くなっている人は、更年期(閉経期)かそれ以降を示唆しています。
- 左の骨盤がゆるんでいる人は生理痛の傾向があります。ですから、上記のような骨盤の異常を解消することで生理不順や生 理痛が解消することはめずらしくありませんし、中年以降の女性のホルモン分泌低下を最小限にする、あるいは改善することでアンチエイジング効果も期待できると考えて います。大袈裟に表現すれば自己ホルモン療法ともいえるわけです。
頭蓋ポンプ運動について少し詳細に
頭蓋骨は、完全に動かないというわけではなく、わずかですがリズミカルに収縮−膨張をするという見解があります。実際に習熟したカイロプラクターやオステオパス(オステオパシーの実践者)などの手技療法家はその動きを感じることができますし、アメリカにあるオステオパシー医科大学ではその動きを計測したこともあります。
つまり頭蓋骨がリズミカルに膨張−収縮することで頭蓋骨内にある液体が循環しやすくなるわけです。その機能をここでは頭蓋ポンプといっています。
そして頭蓋ポンプ運動の波は、背骨を伝わり、骨盤に届くことになりますから、これらすべてがしなやかでないと完全なポンプ運動は完成しないわけです。ですから女性ホルモンの正常な分泌には、頭蓋骨—背骨−骨盤の正常リズム運動が必要と考えるわけです。
不妊症についてもう一言
ホルモンの働きについては既述しましたが、もう一つ単純に、赤ちゃん(厳密には胎児)の住まいとしての骨盤という観点からも、不妊について考察ができます。
よくお尻が大きい女性を、世間では安産型と表現することがありますが、これの意味するところは胎児の住処が大きいということ、産道が大きいということであると思われますが、カイロプラクティックの調整は、骨盤の柔軟性を改善しますから、骨盤が広がりやすくなります。
つまり、先に触れた骨盤が硬くしまった状態で不妊が起きている方には、ホルモンの分泌を正常化させると同時に、赤ちゃんの住環境を改善することで効果が期待できるということです。
結婚生活をしばらく続けているうちに何年かして子供を授かったというような人は少なくないと思いますが、そのような方の中には、結婚生活が女性ホルモンの分泌を増進させ、骨盤の柔軟性を回復させたと想像することもできるということです。
更年期障害について
身体構造機能の観察者からみると、ある意味、骨盤がひろがって固まる時期が更年期であろうと思っています。ですからこの時期をゆったりと経過させることが、急激な症状を発現させないための条件だろうと考えています。
骨盤が広がると「片足立ち」が苦手になります。それで小股歩きになり、ますます脊柱のしなり運動が小さくなり、骨盤−脊柱−頭蓋リズム運動が減少していきます。完全に振幅がなくなったら死という状態ですが、リズムを大きく維持することは、若さを維持する上で重要なファクターであろうと思うわけです。