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![横浜天王町カイロプラクティック](img/index/topbanner2.jpg)
腰痛・ぎっくり腰の原因
腰痛やぎっくり腰の原因は様々で一概に「これ」と決める事は難しい物です。
そのため、ここではカイロプラクティクの治療で多く観られる腰痛の原因に絞って
説明致します。
腰痛の原因部位
腰痛の原因部位は大きく以下の3つに分かれます。- 仙腸関節
- 腰椎
- 筋膜
1) 仙腸関節の問題(捻挫)
仙腸関節とは骨盤を形成している腸骨と仙骨のつなぎ目である関節部分の事を言います(図1、図2参照)。
体表で示すと図3の印がついている部分です。
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図1仙腸関※ | 図2耳状面※ |
※医歯薬出版株式会社「筋骨格系のキネシオロジー」より抜粋。 |
![仙腸関節の損傷](img/psis.jpg)
図3
仙腸関節の捻挫の場合は、仙腸関節周囲の靭帯などが弛み仙腸関節が不安定な状態になる事です。症状としては、腰というより図3の臀部(尻えくぼのあ たり)に痛みがでます。捻挫によって仙腸関節が不安定になると、骨盤を安定させるために骨盤の上にある背筋(専門的には脊柱起立筋、腰方形筋などと呼ばれ る筋です)やお尻の筋肉を収縮させます。この状態は筋肉に余計な負担を強いるので、痛みが生じます。ま た、太ももの後ろ側や脹脛(ふくらはぎ)などに痛みや痺れなどの「坐骨神経痛」に似た症状も生じことがあります.
2) 腰椎の問題
腰椎の問題は、骨盤の上にある腰椎(背骨)を支えている靭帯が緩んだり、関節の動きが悪くなるせいで、腰の中心部や背骨沿いの背筋(脊柱起立筋や 回旋筋などです)の筋緊張や痛み、または下肢の痛み(専門的には関連痛の場合と根性痛の両方があります)が生じます。腰椎の問題による腰痛は、「背中 を反らした時に痛む腰痛」によく見られます。
3)背筋や筋膜の問題
筋膜とは筋肉を包む膜状の組織の事です。筋膜は急な姿勢の変化や重い物を持ってひねった時に痛める事が多く、腰痛やぎっくり腰の痛みの原因になりま す。 ギックリ腰の患者さんで、筋・筋膜を損傷していない人は殆どいません。このように筋膜は、ギックリ腰や腰痛の潜在的な原因ともいえます。
関節の弛みこそ腰痛・ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰(急性腰痛)にしても、慢性腰痛にしても多くは骨盤の仙腸関節または腰椎の「ゆるみ」が原因です。「ゆるみ」は軽度の捻挫と同じで、緩ん だ関節を補強するために腰の周りの筋肉が異常に緊張します。しかし、この 状態ではまだ痛みはありません。痛みはないが筋肉が異常に緊張して硬くなった状態で、身体を無理に動かした時に筋肉や筋膜を痛めて、鋭い痛みが腰を襲いま す。
「弛み」を作る主な原因は長時間の座り作業。
座るという動作は仙腸関節に対して慢性的に重力が加わります。下の図は骨盤に掛かる重力の様子です。図4は姿勢を正して座った場合です。
正しい姿勢で座ると重力は均等に坐骨に加わります。
しかしこれが図5のように足を組んだりすると偏った重力が骨盤に加わります。
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図4正しい座り方※ | 図5悪い座り方※ |
偏った重力が加わると、荷重は限られた部位に集中し、そのせいで仙腸関節を支えている筋肉や靭帯に負担が増大します。これが長期化して筋肉が疲労し て衰えだすと、徐々に仙腸関節が緩みま す。仙 腸関節が緩む事で骨盤は歪み、骨盤が歪む事によって、その上にある腰椎も不安定になって歪みます。
これが更に長期化すると、歪んだ状態で安定させるために周囲の背中やお尻の筋肉が緊張。最後は筋膜まで緊張して突っ張り、何かの拍子で身体を動かし た時に筋 膜を損傷して強い痛みを発します。
「ゆるみ」は重力が両足を経て骨盤に正しく伝わる事により、つまり歩く事により改善します。逆に寝て起きたときや、長時間座っていて立ち上がる時に 生じる痛みは、長時間同じ姿勢をとる事(それも足を組んだり偏った姿勢をとる事)によって骨盤や腰椎に負荷が蓄積し、関節周囲の筋肉や靭帯に「ゆ るみ」が生じるからです。
悪い座り方や姿勢が原因で関節の緩みが生じ、関節の緩みによって腰痛やぎっくり腰をが生じます。つまり 大本の原因は姿勢や座り方という事です。