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症状について:頭痛

頭痛といっても様々原因で発症しますし、脳血管障害(くも膜下出血など)や脳腫瘍などは、原因となる疾患を治療することが、当然、第一優先です。

ここでは、そのようなものではない、いつもの頭痛、つまり慢性的頭痛についてのお話です。

この慢性的な頭痛は、医学的には筋緊張性頭痛と片頭痛に分類されていますので、この2つについて分けて話を進めることにします。

筋緊張性頭痛って?

筋緊張性頭痛は、首・肩のこりが原因となって発症する頭痛で、激痛というほどの痛みではなく、頭が重いというような訴えである場合が多いものです。このタイプの頭痛は、首・肩のこりが強くなると頭痛もひどくなり、こりが少ないときは頭痛もやわらぐのが普通です。

筋緊張性頭痛の原因は本当に筋緊張?

YESでありNOであるというところでしょうか。筋緊張が頭痛を誘発しているのは本当でしょうが、筋緊張を引き起こす原因が、姿勢のゆがみとくに頭の位置に間違いがあることで生じていますから、姿勢のゆがみの方が原因に近いことになります。頭の位置を適正なところに置いて、首肩の筋肉が緊張しないような姿勢を身につけることが、この頭痛から解放されるための鍵です。

このタイプの頭痛を改善するために、マッサージや筋弛緩剤を利用するのはあくまでも応急処置だと思って利用される方がいいと思います。これらに頼り過ぎるとついついその場しのぎですませるようになり、姿勢を改善するという根本的な解決法から遠のくばかりでなく、首のゆがみが慢性化して、もっと深刻な問題(手足がしびれるなどの)で将来悩まされることになるかもしれませんから。

片頭痛って?

片頭痛は、痛い時と痛くない時があり、そういうのを発作性というんですが、強い痛みで、痛みの種類としては、ずきずきとした痛み(拍動痛といいます)である場合が多いようです。

片頭痛の痛みは脳血管の拡張が起こすと考えられていて、そのため脈拍に一致する拍動痛となるわけです。交感神経の興奮によって血管は収縮しますが、収縮後にはその反動で血管拡張が生じるとされています。ですから、血管の収縮を抑える薬が予防薬になり、発作が起きてしまったら血管を収縮させる薬が治療薬となるわけです。

ということで交感神経系が過剰に働く状態を防ぐことができれば、片頭痛発作を防ぐ手助けになると考えるわけです。

片頭痛持ちの方ならよく経験していると思いますが、ストレスが引き金になって片頭痛発作が起きることがありますが、ストレスは交感神経を興奮させると考えれば理解しやすいですよね。

片頭痛の治療としての姿勢改善

片頭痛は血管の拡張で生じるため、姿勢とは無関係と考える方も多いかと思いますが、実はさにあらずです。

自律神経である交感神経系と副交感神経系は相互に拮抗する働きによって体内環境を自動的にコントロールしていますが、交感神経系の働きが優位になり過ぎると片頭痛を起こしやすくなります。

ところで、左右の脳の働きに差があるのはよく知られていることですが、右脳の働きはリラックスと関係が深いとされています。ということは副交感神経系を優位にする脳とも考えられるわけです。ここで姿勢と片頭痛との接点がでてきます。

というのは、姿勢のアンバランスは筋緊張に左右差→脳に伝えられる信号に左右差→左右の脳のアンバランスとなります。

もし左脳が過剰に働いている状態が、姿勢のアンバランスによって続いているとわずかなストレスで片頭痛を引き起こすレベルまで交感神経系が優位に働くことだってありうるわけです。

いい姿勢は脳のバランスを整え、片頭痛の改善につながるわけです。

混合型頭痛

これは筋緊張性頭痛と片頭痛の両方の特徴をもっています。

筋緊張性頭痛の状態が悪化すると片頭痛のように、ずきずきと強い頭痛が生じる人が多いようです。このことは強い筋緊張が片頭痛の引き金になっていると理解できますから、姿勢とくに頭の位置を正しくし、さらに左右の脳のバランスをとるために姿勢のバランスをとることが予防につながると考えます。


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