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コラム集０２１：身体に呼吸を通す。
「身体に呼吸を通す」ってなに？と思われる方もいると思います。
もちろんこれはイメージの使い方を表現しているわけで、実際に空気がからだを通っていくのは、鼻から肺までの通りみちだけです。呼吸のリズムに合わせて、体内に空気が流れているような感覚を、明確に意識することをこう表現しています。
ひとは、一つのことに集中すると、他のことを思い浮かべることはできませんから、この状態は雑念がない状態になり、心が落ちき、すっきりした気分になります。つまりストレスを除去できるわけです。
様々な方法がありますが、シンプルな方法を紹介しておきます。
- 正しく座って、背筋を伸ばします。手はおなかの前で組んでおくといいでしょう。
- 息を吸う時に、肛門から背骨を通って頭のてっぺんまで空気（息）を移動させ（そう感じられるぐらい強くイメージします）、吐く時に、頭のてっ ぺんから、からだの前面で左右の中心を通るライン（皮下1センチぐらいのお臍を縦に通るライン）に沿って息を、肛門までおろします。つまり、からだの後ろ の正中線と前の正中線をつなぐループにそって息を移動させるわけです。
- これを呼吸に合わせて続けるだけです。最初は5分ぐらいから始めて、徐々に時間を延ばしていきます。なれれば30分以上無理なく実施できるようになります。頭がボーッとしたり、いらいらするなど精神的に不安定なるようなことが起きた場合は中止しますが、気分がよければ続けるとストレス除去に有効です。
上記の方法は、気功で小周天とよばれるものを簡略化したものです。ぜひお試しあれ。ただし、極端にうつの方、精神状態が不安定な方は、やめておいて下さい。そのような方は指導者の基で行う必要がありますので。心身ともに基本的には健康だが、ストレスを感じているという方には、特にお勧めです。
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