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コラム集０１４：健康情報で不健康になる人々への提言。

現在は、テレビ、雑誌、インターネットを介して、さまざまな情報が発信される時代になっていますが、当然この中には、医療情報や健康情報も含まれています。そして、すべての情報がそうであるように、その内容は玉石混淆です。ひょっとしたら有益な情報の方が、有害な情報より少ないかもしれません。

その理由はいくつかあるとは思いますが、もっとも大きな要因は、情報発信側の健康情報を選択する基準にあろうかと推測しています。つまり、テレビでは視聴率が上がる内容、雑誌であれば購読者数が増加する内容でなければ意味がないというようなことがあるだろうということです。

さらに、情報発信側では、その内容に信憑性を付加させるために、○○医科大学教授や○○博士の肩書きのある方の発言を引用することを忘れません。そして 彼ら（教授や博士）は、実際には、ある限定された状況での効用を説いていただけにもかかわらず、完成した番組あるいは記事では、権威者のお墨付きであるか のように編集されているような気がします。すべての番組（記事）がそうだとはいいませんが、私にはそう感じられるものが少なくありません。実に巧妙な手口 です。その巧妙さゆえに、素直な心の持ち主は、その手の情報に基づいて実行し、健康を害し、私どものところに来院されることになったりします。私の懐を暖 かくしてくれるのだから（不）健康番組に万歳でしょうか？

テレビで言ってることや雑誌に書いてあることを鵜呑みにするのは危険です。権威ある人の発言があっても、編集により真意が伝わらないこともありますし、専門家間でも意見の違いがあることはざらですから、結果として、間違ったことを言うことだってあると思って下さい。

健康法の基本は、「当たり前のことを、日々８割実行する」です。完璧主義はストレスになりますから、8割できれば文句なしです。当たり前のこととは、和風な食事（日本に住む日本人は）、よく歩く、精神的ストレスをためないために欲張らず、人と比べず、少しずつ前進の心構えです。

健康は、医療機関（私のような民間療法提供者も含めて）から頂くものではありません。専門家はあくまでも、健康を回復するための助力者でありアドバイザーです。自分のからだと心はあなたのものですから責任者はあなた自身です。人に頼りきってはいけません。

万人向けの健康食品、健康法はありません。同じような症状でも人はみんな違いますから、個人にあったものでなくては不健康になってしまいます。すべての人に効くスペシャルな方法はないんです、「万病に効く」、「これさえすれば」、「これさえ飲めば」、などは眉唾と思って下さい。自分にあったものを見つけるためのアドバイザーが、専門家です。

小児カイロプラクティック

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