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コラム集09:ストレッチングの誤解

ストレッチで身体は柔らかくならない!

「からだを柔らかくするために、あなたなら何をしますか?」と質問すると、かなりの人たちが「ストレッチングをする」と答えるのではないでしょうか?ですが、このストレッチングというものが曲者なんです、実は、からだの硬い人がストレッチングすると、曲がりにくいところは相変わらず曲がらず、曲げやすいところで目一杯曲げて、がんばり過ぎると捻挫のような状態になり、結果として、ストレッチング前よりからだを硬くしてしまったというような悲劇(喜劇?)を見ることがままあります。

からだの柔らかい人が、故障の予防に行うストレッチングは、問題ありませんが、からだの硬い人が行う場合は、厳密な方法で実施する必要があります。さらにストレッチングは伸長するという意味ですから、筋肉を伸びやすくすることで柔軟性を得ようとする発想に基づいていますが、関節が動かないと筋肉を伸ばすことができません。

ですから、からだの柔軟性の基本は関節(背骨の関節を中心に)にあると考えるべきです。

というわけで、ストレッチングを柔軟体操の代名詞にするのはおかしいと思っていますので、以下から柔軟体操という言葉に置き換えて説明します。

柔軟体操のこつは骨にある。 

柔軟体操を実施する上で最も重要な点は、曲がりにくいところを曲げられるようにすることが目的であると認識することです。からだ全体としての柔軟性を求めて漠然と行ってはいけないということです。そうしないと上記で説明したような故障が起きてしまうわけです。

ですから、どこが曲がりにくいかを、人に見てもらった上で、曲がりにくいところを曲げるようなポーズをつくることが重要なわけです。

例をあげて説明すると、ある人が前屈をしました、この方の曲げにくいところは股関節だとします。この場合、胸椎で目一杯曲げて、以前よりたくさん前屈できるようになっても意味がないわけです。

ですから逆に背骨はできるだけ丸めないようにして前屈するのがコツになるわけです。ただ、これが背骨に曲がりにくいところと、曲がりやすいところが共存していると簡単にはできませんので、他人に見てもらって、どこで曲がりやすくどこで曲がらないかを、触ってもらって、

よく曲がりにくいところを感じた上で、曲がりやすいところは曲げないようにして、曲がりにくいところを曲げるように柔軟体操をすることが非常に大切になります。


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