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コラム集04:ウォーキングの効用。

ウォーキングは、からだに無理をかけない有酸素運動であること、足腰の強化に有効であることなどの利点があるため、医療機関やメディアを通して、ウォーキングの勧めがなされていることはとても良いことだと思っています。

有酸素運動は脂肪を燃焼させるため、高脂血症(高中性脂肪血症と高コレステロール血症に分けられます)とその結果として発症しやすい動脈硬化、高血圧さらには心筋梗塞、脳梗塞などの予防・改善に有効ですし、老化は足腰からと言われるように、歩けなくなると急激に衰える、ぼけることが知られていますから、ウォーキングを日課とすることは優れた習慣だと思います。特に高齢者が、質の高い生活を送るために重要なことだと考えます。

知られざるウォーキングの効用

先に書いたようなことは、いろいろなところで言われ書かれていることですから、よく知られている事実ですが、それ以外にも知られざる効用(すこし大袈裟な表現かもしれませんが)があります。

1)骨盤の動きを滑らかにします。

骨盤(骨盤は、寛骨、仙骨、尾骨でできていて、3つの関節があります)と背骨がしなやかに動くようになります。骨盤に関して言えば、ウォーキング以上に効率よく関節をなめらかにする運動はありません。ヨガとかストレッチでも動かすことはできますが、滑らかにリズミカルに動かすという点からは一歩譲ります。

そして日本人が古くから「腰はからだ(=月)のかなめ(=要)」といっている腰とは、骨盤あたりを指していることから分かりますように、骨盤は、健康と美容の要です。

骨盤が悪いと腰痛や坐骨神経痛は当然として、頭痛から肩こり、胃の痛みや心臓の不調、自律神経失調など、それこそありとあらゆるところに悪影響を与える可能性があります。

つまりウォーキングは、一般に知られている以上にすばらしい可能性を秘めている健康法ということです。

ですから、単にウォーキングを無理のない有酸素運動と捉えると、人によっては、水泳でも、ジョギングでも、自転車でもいいということになってしまいますが、骨盤と背骨をしなやかにすることで生じる健康へのすばらしい効果を考えると、それらをウォーキングの代用にすることには賛成できません、それらの運動の愛好家には申し訳ありませんが。

2)脳の活性化

これは知られざるというより知られている効用かもしれませんが、身体運動の観点からその効用を解説しておきます。

ウォーキングをすると有酸素運動としての効用により脳梗塞を防ぐことが期待できますが、それとは別にウォーキングによる骨盤・背骨のしなやか運動=背骨が波打つような動き、が脊髄と脳を浸している脳脊髄液の循環を促進することになります。

脳脊髄液が適度に循環することは、脳・脊髄、神経系の正常な働きを保つために大切です(このことについては別の機会に書きたいと思います)。さらに ウォーキングは、交互に手足を動かすことで、左右の脳へ偏りなく刺激を伝えることになるため、全脳を使う基本トレーニングにもなるわけです。ぜひ生活のな かにウォーキングを取り入れて頂きたいものです。


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