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コラム集03:冷えると痛むのに、なぜ冷やすのか?

No.001に書きましたように、私どもは、痛いところ(厳密には、熱を過剰に発生させているとこと)は、冷やす(氷を使って)ように指導しますが、多くの方が「えっ! 温めるのではないの?」と驚かれ、中には「冷えると痛むのですが」と不満とも不信とも思える訴えをされる方もいます。そこで冷えと痛みについて、私どもの見解を述べることにします。

まず冷えると痛むことは事実です。なぜなら皮膚は冷えると縮み、皮膚の内部(皮下組織、筋肉があります)は、表面ほど温度が下がりませんからあまり縮みません。そのため内部圧力は高まり、内部を通っている神経や血管は、引っ張られたり押しつぶされたりします。その結果痛みが増強するわけです。

真冬のしっぺは、真夏のしっぺより痛いのと同じ原理です。つまり、冷えると痛むのは悪くなって痛むのではなく(もちろん極端な低温に、長時間さらされるようなことは別です)、痛みの感受性が高まっただけということです。

悪い部位を治すことを優先させて、多少の苦痛は我慢してもらって冷やすことを勧めているわけです。実際には、気温が下がって冷えるときの気温より、ずっと低温(0℃近い温度)で冷やすので、冷たさによる痛みは比較的短時間で、低温による感覚低下効果があらわれ、おもったより苦痛は少ないものです。実際のところ気持ちがいいという人も少なくありません。案ずるより産むが易しでしょうか。

冷えについて、もう一つ付け加えておかねばならないことがあります。からだ全体の冷えと熱を出しているところを冷やすのとは、別次元の話だということです。

からだ全体を冷やすことは、免疫を低下させますから、特殊な状況(熱中症など)以外ではありえません。私どもの指導は、あくまでも、熱の過剰発生部位を冷やすのが目的です。



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