横浜の整体 横浜天王町カイロプラクティック
JR横浜駅より相鉄線各駅停車で3駅。相鉄線天王町駅より徒歩四分。土日も営業。
Tel:045-331-0039

症例集040:片側の乳首からのオッパイの吸いが悪い。

主 訴:

片側の乳首からのオッパイの吸いが悪い。

患者情報:

年齢:生後9日 男児

当院での検査:

頭部回旋を含め、四肢および体幹の可動性に異常なし。過剰な緊張や過剰な弛緩もなく大きな問題は見当たらない。

構造診断:

頭頚移行部(頚椎と頭のつなぎ目)にわずかな硬さと左股関節に少し弛みがある。

当院での経過:

1回の治療で問題は解決。

院長の見解:

吸う力が弱いあるいは飲み込みが弱い可能性が大です。大きな異常がないことから、ほっといても成長とともに改善しただろうと思われます。

ミルクを吸い込む時の生理作用には、息を吸い込む時と同じように、横隔膜を下げる力の働きと(図1)、ミルクを飲み込む時には舌骨が上に持ち上がる動きが (その時少し顎が引かれる図2)生じます。


赤ちゃんの呼吸 赤ちゃんの授乳
図1 赤ちゃんの呼吸 図2 赤ちゃんの授乳
 

その生理運動に影響を与えるかもしれない要因(生体力学的な胸郭の動き、神経学的には横隔神経、舌咽神経,迷走神経)の改善に頭頚移行部の調整が手助けをしたのだろうと思われます。

この子の場合、産道を通過する時に、頭部が頚部の方に押し付けられるため、 頭頚移行部のわずかな固着が起きたのかもしれません。

お母さんへのメッセージ:

人は、とくに赤ん坊はすばらしい生命力を持っていますので、過剰な心配は必要ありません。大抵、なんとか自分の力で解決していきます。

ですが、産まれたらすぐに赤ちゃんを診ることのできるカイロプラクターに、一度は診てもらうことを強くお勧めします。なんら問題なければ安心を得られます。

ちょっとした問題があれば、すぐに解決します。大きな問題があっても、奇跡的回復の手伝いができるかもしれません。

新生児、乳児検診の一つとしてカイロプラクターに診せることはお母さんの義務だと私は思います。

トップ症例集症例040:片側の乳首からのオッパイの吸いが悪い。