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![横浜天王町カイロプラクティック](img/index/topbanner2.jpg)
寝違えの症例。
症例21:寝違え
患者:30代 女性
主訴:寝違え
治療区分:カイロプラクティック
主訴:寝違え
治療区分:カイロプラクティック
経緯:
去年の年末の30日に朝起きたら頚が痛い事に気づき、うがいをしようと頚をそらした時に激痛が走りそれ以来、頚を動かせなくなった。そのまま仕事に出ると頚の痛みがだんだん酷くなり、昼前には頭痛と吐き気も出て来た。
午後になると少し落ち着いたが、それでも痛みは酷く、頚をちょっと動かすと頚の前側からこめかみ付近まで痛くなる。
会社を少し早引きして、当院へ来院。来院時は殆ど頚が動かせず靴を脱ぐためにしゃがむのも困難な様子。
所見:
頚の可動域を検査すると屈曲、伸展、側屈、回旋、どの動作も可動域の制限があり比較的良好なのが右回旋のみ。左回旋と伸展は殆ど動きがなく痛みも増強す る。姿勢は前方頭位の猫背の状態。![横浜天王町カイロプラクティック 前方頭位](img/zenpoutoui.jpg)
歯ぎしり、喰い縛りのなどの癖があり、前腕や肩、顎関節周囲の筋肉を触診すると固く圧痛がある。
顎の筋肉や肩、前腕の筋肉に筋緊張と圧痛が強く出る場合はだいたいストレス性の歯ぎしりの可能性が高いため、その事を患者さんに確認すると「年 末は仕事が忙しく毎日残業続きで寝るのが遅い上に、頚が痛くなる前の晩は、翌日の重要な案件の事を考えながら就寝したのでストレスも相当たまっていた」と 言う。
口を開けてもらうと、開口時の痛みは無いが、開口の最終域で右の顎関節からクリック音がする。
筋肉の触診は内側翼突筋、咬筋、胸鎖乳突筋などを触診すると圧痛と緊張がある。眼球運動のサッケード及びパスートでも眼球が目標より行き過ぎることな く、眼球の軌道も滑らかで特別異常はない。
頭痛と吐き気があるが、目眩は無い。一応念のため脳血管の異常を観るための検査を行うが異常なし、血管性の疑いは無い。
頸椎を触診すると環椎と軸椎に強い歪みが生じ、第三頸椎は時計回りに回旋し、関節がロックされて殆ど動きがない。恐らくこれが左回旋させたときの痛みと 可動制限をもたらしていると思われる。
あまりにも可動制限が強く頸椎の関節がしっかりロックされていることから、ここ1〜2週間でなった症状ではなく、相当前からある症状ではないかと考えら れる。
そこで、前に交通事故やけがでむち打ちになったり頭をぶつけた事はないかを聞いてみると、もう10年以上前に低い天井の倉庫のようなところで荷物を運ぶ ために行ったり来たりする作業をやっていた時に何度も柱や梁に頭をぶつけたと言っていました。
診断:
ストレス性の歯ぎしりと、猫背や前方頭位などの元々の姿勢の悪さの他過去の外傷等により、上位の3頸椎が歪みによる痛みが発生したのだと思われます。頸椎は腰椎などとは違い安定性よりも可動性を優先させているために、外力に対してはとても脆弱に出来ている。
ちょっとした衝撃でも敏感に反応し筋肉が緊張する。ぶつけた衝撃で頸椎がずれて、ズレた状態で筋肉が緊張したためにズレた状態をずっとキープしたので しょう。
処置:
1日目:
急性のむち打ちと同じように、直接頸椎を治療すると逆に悪化させる危険性があるた め顎関節周囲と肩から前腕までの筋肉を緩め、猫背の原因になっている胸椎の3番と胸椎の4番のずれを矯正しました。2日目:
昨日は動かさなくても痛かったのですが今日は動かさなければ痛くない程度まで回復。少し頸椎に対して第一頸椎が左側にズレているのと第三頸椎が時計回り に回旋しているのを、顎の開閉に合わせて押圧して矯正する。![横浜天王町カイロプラクティク 頸椎](img/keituinechigae.jpg)
施術終了後、頚を後ろにそらせるようになった。左へ回旋はまだ痛みはだいぶ減ったが可動域が狭い。
3日目:
頚をだいぶ動かせるようになり、しゃがんで靴が履けるようになった。うがいも出来る ようになったが、まだこめかみの辺りが痛くなる事がある。
今回は軸椎を後方から前方に押圧し軸椎の一を正常にするための矯正と顎関節の調整も行う。
施術終了後、こめかみの痛みが消え、左回旋させても痛みも殆どなく、回旋角度もかなり改善した。ただ、まだ全快とは言えない。
4日目:
左回旋の可動制限以外特別な症状はない。第一頸椎と第三頸椎を矯正して日常生活に支障がないレベルまで改善。
結果:
4回以降は殆ど症状が消えた、潜在的骨格の歪みなどが残っているために今度はそちらを中心に行う。現在は2週に一回のペースで来院。アドバイス:
頚や頭に衝撃が加わるような事は極力控える事と、自分勝手にマッサージなどをすると逆に悪化するので眼球運動を合わせた頚の体操を指導してセルフケアに つ とめるように指導した。トップ→症例集→症例024:寝違。