横浜の整体 横浜天王町カイロプラクティック
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症例集035:赤ちゃんの頭の歪み。向き癖(むきくせ)

性別:

男児 年齢:3ヶ月

主訴:

向き癖、頭のゆがみ。

症状:

いつも顔を右に向けているために頭の形がゆがんでいる(写真参照)。寝返りも片方しかできない。
頭の形

当院での検査と結果:

  • 仰向けで寝ていると顔は右上方に向く傾向があるが、他動的に頭部を左右に回旋させるのに異常は感じられない。
  • 右股関節に屈曲制限
  • 左肩関節に屈曲制限
  • 環椎後頭関節(頭と頚椎のつなぎ目の関節)の右側に固着が触知された。

当院での経過:

1回目:治療したその夜には左を自由に向けるようになったそうです。

2回目:初診の一週間後の来院時には、わずかに右を向く傾向は残っているものの頭を左・右自由に動かすことができるようになっているのを確認しました。

今回は、わずかに残っていた右股関節と環椎後頭関節の右側の可動制限の解消を行いました。

1〜2ヶ月後には頭の形も十分改善が予想できるので、ハイハイができるようになったころを見計らって来院するように指示して終了としました。

院長の見解:

この子の場合は、脊柱管内の脊髄を包む膜である硬膜に捻れが生じて向き癖が生じていたようです。

硬膜の捻れがそのまま体幹・頭に捻る力を伝えるために向き癖が生じたのでしょう。おそらく後頭骨と環椎の捻れによって硬膜の捻れが発生したものと考えられます。この部分を調整することで向き癖がすぐに改善しました。硬膜の捻れが、手足に伸びていく末梢神経に張力として伝わり、結果的に右股関節と左肩へ問題が生じたものだと予想できます。

もし、このお子さんが硬膜の捻れを放置したまま成長すると、極端に偏ったからだの使い方をすることで別の問題を発生させたかもしれません。それを思うと早期に来院されて本当にラッキーだったと思います。


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