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症例集033:胸の痛み
性別:男性 年齢:30代
主訴:
胸の痛み。
症状:
4ヶ月ほど前から、胸に刺されるような痛みが、安静時あるいは立位時に出現するようになった。
病院での診断と治療:
心電図で徐脈性不整脈あり。胸部および腹部のCTで異常なし、心臓カテーテル検査(狭心症、心筋梗塞の疑いのため)で異常なし。胸の痛みの原因をつきとめられず、食道炎の薬、筋弛緩剤が処方されるも改善なし。
当院での診断:
左仙腸関節の離開、右仙腸関節の固着、胸肋関節の可動性減少に伴う胸郭の弾力性消失、円背に伴う胸椎全般の可動性、右肝臓から右の下腹部の緊張、鼠径部を経て、右大腿筋膜(太ももの外側)までの緊張。
当院での経過:
2回目の治療後に胸の痛みが減少しだし、2ヶ月半でほとんど痛みを感じることがなくなり、たまに、痛みが少し出現することがあっても、ほとんど気にならない程度となる。
院長の見解:
内科的な原因による胸の痛みは、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や食道炎などが最もありふれた原因ですが、こういうものが病院検査で否定された場合、原因不明となり、的確な治療がなされないことが多いものです。
実際には、胸郭あるいは胸椎の変位で生じるものや横隔膜の緊張で生じるものなどが結構多いのです。
この方も、腹部の緊張が過去の股関節周辺の外傷により発生し、この影響が横隔膜におよび、さらには胸郭の運動性減少を誘発していました。その上この方は、かなりの長身のためいつも背中を丸める癖があったために、胸郭の弾力性を減少させていたようです。
このような状況は、不整脈も生み出すことがあるので、さらに治療をつづけることでその部分の改善も進むのではと考えています。ひどい不整脈(心室細動・心房細動)などは、心筋梗塞や脳梗塞のリスクともなるので軽い不整脈のうちに改善できるものは改善しておくことが大切で、その一部はカイロプラクティックでも改善が可能なものです。
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