横浜の整体 横浜天王町カイロプラクティック
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症例集032:右半身のしびれ

性別:女性 年齢:40代
主訴:右半身の痺れ

症状:

右顔面から右上肢と右下肢にピリピリしたしびれ感、首肩こりと後頭部痛、軽度のパニック障害。体のだるさ、息苦しさ。

病院での診断と治療:

パニック障害については、安定剤が処方されているが、からだの問題については、MRIで異常なしということで、特に治療なし。

病院での診断と治療:

生理痛、アトピー性皮膚炎、冷え。

当院での診断:

  1.  眼球運動を利用した脳機能検査で左大脳皮質の相対的機能低下が認められる。
  2.  右下頭斜筋(頭と頚部のつなぎ目にある筋肉です)の緊張が強い。
  3.  構造診断 右仙腸関節(骨盤の関節)の離開、第4胸椎(心臓の裏あたりの背骨)の左側屈変位。

当院での経過:

  1.  1回目の治療で頭痛消失。
  2.  3回目の治療で右半身のしびれ消失。
  3.  4回目の治療ですべての症状消失。

院長の見解:

右下頭斜筋の緊張、右仙腸関節の離開、第4胸椎あたりの右側緊張は、すべて交感神経を緊張させる傾向があります。

どういうことかというと、右側の筋の緊張が右側の小脳(虫部や前葉を特に)を興奮させ、反対側の大脳皮質(主として前頭葉)を興奮させると思われます。

左の前頭葉の興奮は、どうも交感神経の興奮と関係が深いようで、この方の場合、交感神経の機能亢進が長期間継続したことで、パニック障害や自律神経症状(体のだるさ、息苦しさ 、肩こり、頭痛)が出現したようです。

右半身のしびれもMRIなどの医学検査で異常が見つけられていないところをみると、脳の器質的障害(梗塞、出血、腫瘍など)ではなく、脳の感覚野(右半 身の感覚は左頭頂葉に伝わります)に機能的異常が生じた結果か、自律神経の血管運動神経に影響したかで生じた現象だったのだと思われます。

病院検査で異常がでなくて、対処しようがない症状でもカイロプラクティック的に診ると、異常を検出でき治療ができることがあるという典型例でした。


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